陶 中島淳一の世界

雨日となった最終日の朝です。落ち着いた時間の中で過ごしてきた中島淳一の世界は「ここから始まる、、、」という本人の決意が静かに伝わってくるようなどんぐり空間の作品たちでありました。高低差をつけた什器展示の空間には、独自に生み出されたひとつひとつかたちの違ううつわたちが個性を発して秘めたるエネルギーを静かに伝えてくれているようで、見るたびに個々の存在感が増してきます。ろくろの勢いをふっと止めた気迫までもが感じられて、手に取り眺めると一層の表現感が見えてくるのです。かれこれ中島淳一さんとの出会いから10年ほど経ちました。フラワー通りでの新しいどんぐりをスタートさせた頃と同じ時期にやってきてくれた中島淳一さんですが、この10年は付かず離れずに毎年の個展を8回続けました。4年前にどんぐりをひとつにする頃までは、都内のマンションの一角で作陶していた中島淳一さんですが、それからひとり千葉の山間に移り穴窯を自ら築いて作陶と向き合い新たな創作を続けています。この一年の間に3回焚いた窯から生まれた器たちの中から本人の厳選により、堂々と並べられているので作品のひとつひとつに清々しさをも感じます。10年という歩みの変化を最も鮮明にどんぐりの歩みと重ねて見てこられたのは幸せなことかもしれません。初日から丁寧に作品を見て下さるお客さまが続きました。とてもうれしいことです。
雨も上がり、きょう一日はしっとりと涼しく過ごせそうな気配が、、、もう秋ですね。

 

浦安の小さなギャラリー どんぐりころころ
〒279-0041千葉県浦安市堀江フラワー通り3-2-10 tel/fax 047-352-0778
e-mail : donkoro♠jcom.home.ne.jp (♠ を @ に変えて送信してください。)

ページトップへ戻る